Googleは対話型AIである「Bard」にAIモデル「Gemini Pro」を導入すると発表した。Geminiは、2段階に分けてBardに導入されるとのこと。
対話型AI「Bard」は、より高度な推論、計画、理解などのために、特別に調整されたGemini Proを使用するんだとか。
2024年の初頭には、「Bard Advanced」が導入され、「Gemini Ultra」を始めとする「Bard」の最も高度なモデルや機能が利用できるようになるらしい。
生成AI「Gemini」に関する詳細は以下の記事を参照して欲しい。
マルチモーダルに対応したGoogleの生成AI「Gemini」の詳細を発表 – Louis Cinematic Novel
GoogleのDeep Mindのチームは一般に公開する前に、Gemini Proを多くの業界標準ベンチマークにかけた。8つのベンチマークのうち6つで、Gemini ProはGPT-3.5を上回った。その中には、大規模なAIモデルを測定するための主要な基準の1つであるMMLU（大規模マルチタスク言語理解）や、小学校の算数の推論を測定するGSM8Kも含まれていた。
それに加えて、理解、要約、推論、コーディング、プランニングといった面ではるかに優れた能力を発揮できるよう、特別にBardでチューニングしたんだとか。Google社の第三者によるブラインド評価では、Bardは、主要な代替品と比較して、現在最も好まれている無料チャットボットである。
Bard with Gemini Proは、テキストベースのプロンプトで2023年12月06日から試すことが可能。まずは170以上の国と地域で英語版が提供され、近い将来、ヨーロッパなど、より多くの言語や地域で利用できるようになる予定。
Gemini Ultraは、非常に複雑なタスクのために設計され、テキスト、画像、音声、ビデオ、コードなど、さまざまなタイプの情報を迅速に理解し、処理するために構築された、Google社で最大かつ最も高性能なモデル。
Gemini Ultraを試せるのは「Bard Advanced」となっている。これはBardの新しい最先端のAI体験で、最高のモデルと機能にアクセスすることができるんだとか。現在、広範な安全性チェックを終えており、来年早々により多くの人々に「Bard Advanced」を開放する前に、まもなく信頼できるテスター・プログラムを開始する予定。