【アーカイブ】2013年作品『偽りのパトロネージ』『偽りのリレーション』

STUDIO TRIBUTEの公式サイト「STC WORKS」は現在見られない状態ですが、Wayback Machineのネットアーカイブから消えたときのために、念のためアーカイブとして残しておきます。

▼引用元

2013年作品『偽りのパトロネージ』『偽りのリレーション』 – STC WORKS
https://web.archive.org/web/20210722135132/https://stcworks.com/note/2021/07/22/340/

こんにちは。今日から少しの間ちょっと懐かしい話をしようと思います。

2013年作品『偽りのパトロネージ Patronage of Deceit』

2013年1月に『偽りのパトロネージ Patronage of Deceit』という作品をリリースしました。この作品は《いじめ》がテーマとなっており、理不尽な理由でいじめられはじめたヒロインに関しての物語です。

物語の冒頭で主人公がヒロインと出会うシーン。公園で泣いている女の子にどうしたのかと声をかけるって、今のご時世だと不審者として通報されかねないですね。かわいそうでも放っておくという選択肢が一番強いのが悲しいところです。もちろん、覚悟を決めて声をかけるということもできるとは思いますが。この作品からシリアスな物語であることが決定付けられました。2012年ごろはハッピーで楽しいお話も書こうと思っていたのですが、実際に書いてみると暗いお話になってしまうんですよね(明るいお話自体は今でも書きたいと思っています)。

 その時、彼女は泣いていた。

その時、俺は呆然としていた。

その時、俺は何かを感じた。

太陽が傾いて黄昏の色となっている夕方、@俺はある女の子と出会った。そう……この場所で。黄昏に照らされた……公園のブランコ。

その場で、彼女が泣いていた。

「おい、どうしたんだ?」
思わず声をかける。
「どなた……?」
「通りすがりの人間だけど……泣いているのを見て放っておけなくなってな」
「あたしに……?」
「こんな所で一人で泣いていたら放っておけないだろ。何か……あったのか? 俺で良ければ話は聞くが……」
「ううん……なんでもない。なんでもないの……」
なんだ? 話したくないのか。
「そうか。深くは聞かないけど、一人で思い詰めるなよ」
「うん……」
「それじゃあな」
踵を返して帰ろうとする。
「待って!」
「なんだ?」
「もし……もし良かったら、@お友達になってもらえませんか?」
「あたしがもう少し落ち着いたら、話を聞いてもらいたいので……
これが、彼女との出会いだった。

お話自体は短めの13万字程度となっております。プレイ時間で3時間か4時間程度でしょうか。休日の午前中にさくっと読み終わる長さの内容です。この作品はフリーソフトとしてパソコン/Android端末/iPhoneおよびiPadに配信を行いました。現在は公式にパソコン版のみが配信となっております。

Google Playでも一応公開はしているのですが、最近の端末ではクラッシュして起動できません。筆者のAndroid 11、Xperia 5 IIでは起動すらできませんでした。修正アップデートは行いませんので、そう遠くないうちにGoogle Play版は閉鎖となります。非情な対応と思われるかもしれませんが、当時のAndroidアプリを制作していた環境が現存していない(アプリの整合性を証明するキーファイルが合致していないとアップデートができない)ので物理的にサポートができかねる状態になってしまいました。パソコン版は現状フリーソフトとして配信を行っておりますが、先日の記事『2019年より前に制作した作品について』にて言及しましたように将来的に配信を続けられる保証はできかねるものとなります。ご了承くださいませ。

2013年作品『偽りのリレーション Relation of Deceit』

2013年6月に『偽りのリレーション Relation of Deceit』という作品をリリースしました。この作品は『偽りのパトロネージ Patronage of Deceit』の直接の続編で、なぜヒロインがいじめられるようになったのか、そもそもヒロインはなにを抱えているのか、そしてヒロインの過去になにがあったのか、その関係性が明かされていく物語となります。

友人とはなんなのか、信頼できる人間とはなんなのか、そもそも、人間関係とはなんなのか、その価値が問われる作品です。身近な人間だからと言って自分の味方とは限らない。一番身近な人間が敵かもしれないし、かばってくれるかもしれない。人生はそんなバランスの悪い綱渡りをしているようなもの・・・と言った世界観となっております。

この作品もパソコン/Android端末/iPhoneおよびiPadに配信を行いました。現在動作可能な端末はパソコン版のみとなります。

皆さまに見てもらうための制作をはじめた初期の頃の作品ですので、正直なところいろいろと粗がありますし、欠点も多いかと思います。ただ、物語の本筋・・・本質に目をやると、一目置けるような内容になっているのは事実です。この《本質》を再び皆さまにご覧になっていただくには、どうしたらいいか・・・日々悩みに悩んでいる次第でございます。

物語の長さは24万字(たしか)となっております。普通に読み進めて、だいたい6時間か7時間程度でしょうか。『偽りのパトロネージ Patronage of Deceit』に選択肢はなく、『偽りのリレーション Relation of Deceit』にはラストに4つの選択肢、3つのエンディングがあります。1つが問題解決ルート、1つがビターエンド、1つがバッドエンドとなっております。当時としては珍しくビターエンドを搭載した作品です。ぜひご興味を持っていただけますと嬉しいです。

『偽りのパトロネージ Patronage of Deceit』および『偽りのリレーション Relation of Deceit』は、現在でもフリーソフトとして公開を行っております。繰り返しにはなりますが、この2作品について将来的に配信を続けられる保証はできかねます。可能性ではなく、いずれは必ずその日がやってきます。今のうちにダウンロードだけして積んでおいてください。よろしくお願い申し上げます。

この2作品はふりーむ!さまにて公開を行っております。昔のまだつたない作品がみなさまに見られるのは・・・こう、恥ずかしい気持ちでいっぱいになりますが、少なくともお話の筋は通ったれっきとした作品です。ぜひ、お楽しみいただければ幸いです。

『偽りのパトロネージ Patronage of Deceit』
https://www.freem.ne.jp/win/game/4627

『偽りのリレーション Relation of Deceit』
https://www.freem.ne.jp/win/game/5261

将来的にって、いつぐらいなんでしょうかね・・・?

ではでは!

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