【アーカイブ】2015年作品『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』

STUDIO TRIBUTEの公式サイト「STC WORKS」は現在見られない状態ですが、Wayback Machineのネットアーカイブから消えたときのために、念のためアーカイブとして残しておきます。

▼引用元

2015年作品『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』 – STC WORKS
https://web.archive.org/web/20220921105858/https://stcworks.com/note/2021/07/24/365/

こんにちは。一日あたり実働2.5時間、5,000字前後の物書きって速いのか遅いのかわからないなあと思っている今日この頃です。

2015年作品について

一昨日のお話の続き昨日のお話の続きです。

2015年8月に『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』という作品をリリースいたしました。前作の『BluePrints〜ミライへのミチしるべ〜』がR-18作品だったのに対し、こちらの作品は全年齢作品となりました。全年齢作品にした理由はアダルトシーンよりも本編シナリオを楽しんでいただきたいという思いからでした。また、当時は18歳未満のユーザーさんも多く、年齢制限によって買えない・・・!という方が少なからず見受けられたからです。なお、『BluePrints〜ミライへのミチしるべ〜』は完全に男性向けの作品であったのに対し、『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』は男性でも女性でも性差なく作品をお楽しみいただきたいという思いもありました。性差なき作品というのは今でも活きているポリシーであり、女性でも親しみやすいシナリオを心がけております。

本作品のあらすじはこちら。

=======================================

不思議な体験でした。
運命の上で輝くあなたを、とても羨ましく思っていました。
でも、運命は勝手に変えることはできません。
できるとしたら、それは輪廻の輪から逸脱した闇の存在。
その闇の存在を、あなたなら救ってくれると信じています。

=======================================

子どもたちへ永遠の救いを施す場所、『ネヴァーランド』
”神の国の救世主”として名を馳せることになった主人公、八重樫晴人。
彼が見た世界は、子どもに幸せを施す場所だった。
しかし……。
もし、その空間が、プロパガンダによって”素晴らしい場所”と刷り込まれているとしたら。
彼が”神の国の救世主”として動き始めるころには、プロパガンダの崩壊が始まっていた。
『ネヴァーランド』とは何なのか。どうしてそこにたくさんの子どもが暮らしているのか。
黒い陰謀と、真っ白で純粋な……人を信じる心。
子どもが大人になることを、大人が拒否してはならない。

=======================================

作品のジャンルとしてはシネマティックノベル、作品の傾向はファンタジーでしょう。宗教色が強めですが、特定の宗教ではなく世界中の宗教に共通して存在する概念『転生*』について言及した作品です。ただ死ぬのではなく、肉体と精神を分離させた、精神空間のようなものです。作中に登場する『ネヴァーランド』とは、肉体と精神が分離して精神だけを永遠の世界へ転送させる・・・それによって無限の時間を享受でき、現世の苦しみや悲しみ、すべての嫌なことから解放されるという世界です。その世界に子どもたちが招き入れられ、そこで過ごすことになります。ただし、最初のうちこそ自由で幸せという点に魅力を感じるかもしれませんが、無限の時間というのは苦しみと紙一重です。死ぬことも、老いることもない、変化のない日常というのはとても苦しいものです。それに気付いた人たちから『ネヴァーランドの違和感』を唱えていきます。その違和感がやがて『歪みの国』となるのです。

(*)一部死後の転生を認めていない宗教・宗派が存在します。

この作品は例のアレでバズった作品でもあります。例のアレとは? と思った方はそのままわからないままでいてください。

 スマホから部屋にあるスピーカーへ音楽を流し、ただ二人だけの時間を享受する。
「暇な一日こうやって誰かと一緒にいられるのはとてもいいことだよ」
「晴人にはわかるかな、この感覚」
「言いたいことはわからなくもないけど、いまいちピンとこないな」
「ふふふ、こうやってくっついてるだけでも十分なのだ。晴人はある意味心の支えだからね、晴人がいなくなったら、本当に一人ぼっちだから」
「そんな友達もいないような発言はやめような」
「友達はいるよ? でもね、その友達で心が安らぐかといえば話は別。友達は友達で幸せだけど、でもそれって気を使った上での関係じゃん? 晴人には気を使わないで接することができるから、他の人よりもずっと安心できるの。だってこうやってくっついていても襲ったりしないでしょ?」
「まぁ、別に猿じゃねーしな」
「晴人ほどじゃないけど、家族がいない辛さって本当にきついよね」
「なんだか、晴人が家族みたいなんだ」
「オレが?」
「そう。だって余程のことじゃない限り本気で嫌がったりしないじゃん?」
「まぁ、別にお前を嫌うほどの理由がないってだけだが」
「そうやってつまらない会話とかやり取りができる他人って、ものすごく近く感じるんだよ」
「そんなもんなのか……」
「晴人だって春海ちゃんに優しくしてるでしょ? つまりそういうこと」
「なるほどね。言いたいことはよくわかったよ」
「ただな、嫌がってないってだけで何をしてもいいってわけじゃないからな。そこの分別はつけろよ」
「もちろんだって。そこまで私もバカじゃないよ」
「大丈夫だ、オレもそこまでヤバいとは思ってない」
「ふふ……ありがと」
24時間時計の表示が、14時51分40秒を示していた。
「5、1、4……あっ!」
「ん? どうかしたのか?」
「この前ネットで面白い動画を見つけたんだけど、晴人にも似合いそうだから一緒に見よ」
「オレに似合う? 何をわけのわからないことを」
「いいからいいから、テレビにパソコンのケーブルをつなげて」
「はいはい、わかりましたよっと」
《おいゴラァ、免許証持ってんだろ、免許証出せよ、(早/あ)くしろよ》
《お前初めてかここは? 力抜けよ》
「今Tmitterでネタになってる動画を見たら、汚いけど中身自体は面白いの」
「待て、それはお前が女だからまだ見れるのであってオレにそれは……」
「いいから最後まで見るの! 見なさい!」
《ンアッー!(迫真)》
「ふぅ、すごく汚いけどネタとして見るのは面白いよね」
「……」
「ね、晴人」
「……」
「ねぇってば」
「……」
「あ……意識飛んでる……」
「ったく、なんてものを見せやがるんだよ」
「なんだっけ、この動画のタイトル。真夏の……」
「うわーっ!! それ以上言わなくていいから!! マジでオレ死ぬから!!!!」
「今の反応、Tmitterに晒していい?」
「ダメに決まってるだろアホか、もし晒したらお前のパソコンとスマホ全部没収な」
「じょ、冗談だよ冗談。そんな可哀想なことするわけないじゃん」
声が震えているのは突っ込まないでおこうか。
「お前のTmitterは拡散力が段違いなんだから、変なことをするとすぐに炎上するぞ」
「えー、そんなことないよ。別に有名人になったわけじゃないし」
「そういう問題ではなくてな……」
「だいたい栞夏のTmitterとかポスト数が凄まじいことになってるじゃないか」
「いちじゅうひゃくせんまんじゅうまん……10万ポスト超えとか」
「え。そんなもんでしょ。せっかくフォロワーが5千人を超えたぐらいなんだからまだまだ」
「やべぇこいつ……Tmitter廃人だ……」
「唯一の救いなのが変に露骨なものをポストしてないってところか。これで自撮りとか下着とかツイートしてたらもうお前と縁を切るわ」
「いくらなんでもそんなことはしないよ!! ネット怖いし!!」
「ま、そこは最後の救いか……」
「ふふふ、じゃあ今の状況を写真に撮って、『おうちデートなう』って呟こうかな」
「やめろ、付き合ってるわけじゃないんだから誤解されるだろ」

この作品は小ネタが多く取り入れられていることで有名です。皆さんもぜひ探してみてください。くすっと来るものがあるかもしれません。

この作品のシナリオ文量は約40万字となっております。プレイ時間としては最速でプレイして10時間程度だと思います。あるユーザーさんは速読で18時間程度と言っていましたので、そのぐらいを想定しておくと問題ないかと思います。

この作品は最後の最後にルート分岐があります。本来であればルート分岐を搭載しない予定だったのですが、最後の選択で結末が変わる仕様となっております。シナリオの本筋は『悲しいハッピーエンド』で、ギリギリネタバレにならないことを言うとヒロインが全員消えちゃいます。最後のルート分岐は『誰を尊重するか』という選択肢です。どちらを選んでも間違いではないのですが、片方が***、もう片方が***です(ネタバレのため規制されました)。

『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』はアプリ版と有料版の提供を行っておりました。ただし、現在は有料版のみ販売を行っております。現在はDigiketさまにて全年齢版がご購入いただけます。スマホアプリ版はシリーズ第二位のダウンロード数を記録し、Apple・Android版合わせて**万回(非公開)ダウンロードされました。基本的に一本道のシナリオなので、漫画や小説、アニメなどのマルチメディア展開がしやすい作品だと思います。このブログを見ている営業ご担当者様、いかがでしょうか?!

『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』の販売リンクはこちら!
https://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0213235/

価格は1,050円(税込)です。リリース当時は1,500円でしたので、30%OFFの価格となっております。『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』もクオリティに対してこの価格は正直ボランティアみたいなものなので、ぜひぜひ募金感覚でご購入していただければと思います。よろしくお願い申し上げます!

この作品も永続的な販売が断言しかねる作品となってしまいます。むこうしばらくはDigiketさまで販売を行いますが、それもいつまで続けられるか・・・未知数なところです。2021年の皆さまにもこの作品を知ってもらいたい、読んでもらいたい、そんな思いでいっぱいです。ぜひ、このブログを読んでいただけましたらTwitterなどに投稿をお願いいたします。あなたのお気持ちで、救われる命がある(断言)。

売れた作品としては『BluePrints〜ミライへのミチしるべ〜』に次ぐツートップの『黄昏ウィズ -Twilight Invocation-』。まだ読んだことのない方は、きっと初めての展開にドキドキさせられるはずです。この機会にお手に取ってお楽しみください。

ではでは!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です